井形慶子本にはまる

独身貴族のAくんが「月1200ドルあれば、生活していけます」なんて、さらっと言っていて、話していると、なんだか元気がでてきました。治安がいいとはいえないアパートに住んでいるけど、3部屋もあるから広々としています。窓枠が崩れていて、ぼろといえばぼろなんだけど、センスよく住んでいます。たしか家賃は650ドルぐらい。

 日本は木造建築のせいか、崩れそうな家なんて住めないと思いますが、シカゴの古いアパートメントは作りがヨーロッパ風なのかな?古いほうが柱とか壁の枠とか彫刻になっていたり、細部に凝っていて、ストーンとした直線に囲まれた新築よりも、いい味をだしているものが多いようです。

 イギリスなんて行ったことないし、野球がない国に行く予定はありません。が、井形慶子さんや林望先生の本は面白く読んでいます。
 たしかにイギリス風のインテリアって素敵で、傷とかがあるとかえって深みがあるみたいです。
 私はイギリスのテレビ局がつくった「シャーロック・ホームズ」シリーズが好きでした。ホームズとワトソンの住んでいる部屋のインテリアがシックで、それはそれは素晴らしかったのです。
 井形さんの本にイギリスでは幽霊がでるといういわくつきの家が喜ばれ、かえって高い値段がつくと書かれていたけど、本当かしら!?
 この3冊の本はどれも甲乙をつけがたいぐらい好き。元気がでてくる本です。
 

 うちはまだ子供が独立していないので、さすがに月1200ドルは無理っぽいです。A君はイギリス人よりすごいぞ、という感じです。
 
 まず半年で2400ドルぐらいの固定資産税がきます。月にして400ドルぐらい?ここに住み始めたころは、この半分以下でした。月割にしている友だちが「いきなり倍額の請求になっていて驚いた」なんて、つい先日も話していました。
 シカゴ五輪が決まったらもっと値上がりしそう。うきゃー!
 
 電気と光熱費が冬は300ドルぐらい?
 賃貸アパートや分譲コンドミニアムだとたいてい光熱費が家賃やアセスメント(維持費)に含まれていますから、賃貸でも買い取りでも実際のところ出費はあまり変わらないのです。

 これ以外に車の保険代が100ドルで、電話代も200ドルぐらい・・・じゃたぶん足りないです(日本とアメリカで合計8台の携帯電話ですもん。さすがに整理するつもりです)。
 ここまでですでに1200ドルを突破してしまいます。

 さらに米国の悪名高い私営の健康保険。これは数字を書くのがいやになるほど、お高いのです。(実は手元にビルがないから、わかりません。日本の国民健康保険にも入っています。合計5万円以下はありえませんね)
 
 あとは車のガソリン代と食費です。ガソリンは私の場合、週1回ぐらい満タン(25ドルぐらい)にしています。

 食糧はスーパーマーケットにいき、たぶん雑用品とあわせて1週間で100ドルぐらい。昔とあまり変わらないのはこれだけですね。あとはぐーんと値上がりしました。でも、収入はぐーんとあがったわけではないし、その見通しもないのです。
 このへんで3000ドル近くなりますが、子供の教育費とか娯楽費はまったくはいっていない数字です。

共稼ぎじゃなかったらやっていけません。でも、その共稼ぎだって小学校前の子供だったら、デーケア(保育所)に預けるのも週190ドルぐらいしたのです。2人も3人もいたら働いても赤字になってしまいます。
 
 うちは90年代に安く家を買い、子育ての山もこえたから、なんとかなっていますけど。(なっていないかも!?)90年代と2000年代では、まるで別な国のようにアメリカは変わってしまいました。ジョージ・ブッシュに2期も大統領をやらせてしまうなんて、愚かな選択をしてしまったつけがかくも大きいのです。

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iPhone スタートガイド

先月までと打ってかわり、今月はしっちゃかめっちゃかに忙しく、かつ月末まではまったくもう入金の予定はゼロだというのに、
「ママ~、iphoneの充電器がこわれた」 
 またかい!見ると、ぱっくり2つにスイカみたいに割れているのです。私の頭も割れてしまいそう・・・。何をどういじったら、こうなるのでしょう?

 やっぱり子供だと思って、いちばん安いのを買ったせいか、トラブルが多いような気がします。つい先日も15ドルかけて、初期化もらったばかり。
 パソコンとつなぐコードなんて最初からつかえず、パパのを借りなければ音楽を取り込めませんでした。
 車用のバッテリー・チャージャーはもうすでに買ってありません。だって、iphoneってやっぱりしょっちゅう充電しなくてはいけませんから。

 くよくよ悩んでもしかたがないので、ショップまで買いに行ってきました。

 にもかかわらず、私も買おうかどうか迷っているのだから、アップル社の製品というのは独特の吸引力があります。
 ミツワでついついこんなムックを購入してしまいました。

 「普通のケータイだと思って乗り換えると痛いめにあう」なんて正直に書いてあるところに好感がもてたからです。
 まずは2台もちが無難なんだとか。
 なるほどねぇー。なんだか私もほしくなってきました。

 そういえば、福留選手も両方もっています。
 それと記者席でパソコンを広げて原稿をかきながら、iphoneでデータを広げている人がいて、あれなら能率があがるな、と気になっていたのです。

 つい現実逃避してしまいました。今は買い物より原稿です!

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フィギュアスケートの新刊

まだ届かないけど、発売になったようですね。

 もう6月だというのに、夜はときどき暖房を使っています。
 こんなことは過去一度もありませんでした。
 それと雨が多いのも気になります。97年からこの家にずっと住んでいて、ずっとなかったのにおととし去年と2年連続の水害。
 96年まで住んでいた家はボロだったから、雨もりとの戦いでした。
 よっぽど雨と縁がある人がいるのでしょう。

 土曜の取材は野外だったのでバツになりました。(苦笑)
 日曜の取材は屋内だったので、天気は気にせずにすみました。

 スケートクラブ主催の親睦パーティーがあったから、全米ジュニアチャンピオンになったDDリャンのインタビューと撮影を申し込んであったのです。
 DDは昔から知っているし、本当にいい子なのですが、すごくシャイなので少し苦労しました。お母さんもシャイですし。今年はシニアにあがり、五輪代表にも挑戦です!

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 途中からエバン・ライザチェックも両親ときて、今週はシカゴにいるそうなのでインタビューさせてもらうことにしました。DDとライザチェックは同じネイパービルの出身なのです。
 エバンは本当にナイスガイで、この日も200人ぐらいに頼まれ、写真を撮っていました。一人一人にフレンドリーに話しかけながら、です。本当にいつもながら頭がさがります。
 スピーチのとき、聞かれてもいないのに、日本が好きだ、と話していました。日本は好きだけれど、オリンピック誘致では最大のライバルだから、僕もシカゴが勝つように頑張る、なんて言っていました。そんなん頑張らんでよか・・・・。(苦笑)

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年齢を重ねるほど美しくなる人の習慣

 海外を拠点にしていると、たまに見かける芸能人がすごく年とっていたり、若かったり、びっくりすることが多い。

 体操のおにいさんこと、佐藤弘道さんなんて、下の子が生まれた頃のビデオが残っているけれど、まったく今と変わっていない。驚異である。

 田村正和も全然かわっていない。

 近藤正臣はふけた。でも、渋くて、かっこいい。
 
 ニュースキャスターはなぜか男ばっかり年くった。久米宏とか、びっくり。小宮悦子とか、女はあまり変わらない。どうしてだろ!?

 このインタビュー集はよかった。女性誌の連載をまとめたものだが、女性誌を買って読む機会が少ないし、面倒だし、かさばるし、版が大きいから、この形のほうが助かる。篠田節子さんがでていて、うれしかった。小説は好きだけど、どういう人かよく知らなかったから。


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ふっと心がかるくなる禅の言葉

「夢」という言葉は、禅の世界では少し意外なことに、あとに何も残さない、何にもとらわれるもののない心境をさしているそうだ。
 思い通りにいかないことや不愉快な出来事に気を悩ますのは、現実という執着があるから。

 

 なるほど。パソコンのトラブルなどでついイライラしてしまった。今も電話しているところだが、サポートセンターは話し中がつづいている。待機しながら、こんな文庫本を手にとってみた。たまには漫画以外も読まなきゃね。

 昨日のブログを読むと、芸能人の離婚に興味がなく、自分のことばかり考えたことがバレバレですな。B型ですから!
 だいたい会ったこともない人たちの、離婚の原因なんてあれこれ推測したって、無意味じゃないの。

 でも、離婚とは関係なく、この陣内智則がらみの話題で、今日はまたまた不愉快な気持ちになった。

 これは陣内にたいしてというより、彼を人選した警視庁にたいしての怒り。
 警視庁の飲酒運転防止キャンペーンに、どうしてお笑い芸人なんて呼ぶ必要があったのだろう?もちろんギャラも支払われているはずで、それって税金の無駄づかい以外の何ものでもない。

 「誘惑」って言葉も、使い方がちょっと違うんじゃないだろうか?
 浮気した男が、なんだか被害者みたい。
 飲酒運転なら、なおさらのこと。
 そもそも飲酒運転なんて、犯罪行為ですよ。「誘惑」なんて言葉を使うこと自体、勘違いキャンペーンだ。
 何も芸能人なんて起用せず、ブラスバンドか何かでイベントは盛り上げ、「飲酒運転撲滅」を呼びかければ、それでよかったんじゃないの?
 そうそう、いつだったか、マラソン選手が一日署長なんてやっていたけど、ああいう企画のほうが絶対にまともだし、インパクトもあったでしょう。
 なのにどうして、吉本の芸人、しかも陣内なんて呼んじゃうのかなぁ。
 悪ふざけもいい加減にしてほしい。お笑い番組ならいいけど、警察署に時間と経費の無駄づかいをする余裕なんてあるのかしら。

・・・サポートセンターにはつながらないけど、なんだかよくわからないうちにパソコンが復活してしまった。んーもう、よくわからないな。
 
 今の私にふさわしい禅語はこれかな。自戒をこめて。

 莫妄想。(まくもうそう)
 
 病気になった人が「本当に治るのだろうか」と不安になったり、結婚式をひかえた女性が(控えてないけど)、「このひととちゃんとやっていけるのかしら」と思い悩んだりするのも、みんな妄想。すんでしまったことは忘れ、今できることに全力を尽くしましょう。よりよい未来をつくるのは今の努力しかありません。

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フィギュアスケートの日々

「フィギュアスケート・デイズ」のお気に入り企画といえば、宮本賢二さんの対談。
 中庭選手が西日本落ちして、全日本に行けなかったとき、1つ上の順位だったのがアイスダンスをやる前の宮本さんだったとか。
「日本の男子がみんな仲いいのは、賢二さんのおかげです!」
 と健ちゃん。ケンちゃん&ケンちゃんですな。

 中庭選手のショートはすでに完成。これがまた素晴らしい出来で、1週間で作ったとは思えない。いつ見ても他のスケーターのモノマネとかして、笑いころげていたような記憶があるのに、きっちり仕上げるときは仕上げるのだ。

 藤沢亮子選手の新プログラムも宮本さん。

 どちらもスケート音楽としては、耳なれた楽曲。それでも斬新なのだ。氷上の赤い情熱っていう感じ。
 こういう振付師が世界に飛び出していけるといいんだけど。

 私は20代は日本のプロ野球、30代はアメリカン・スポーツ、40代の今はややスポーツから横道にそれていて、何にプライオリティをおいているか、まだ書けない。40代後半からその後は日本語ではなく、英語で日本の情報を発信していく仕事ができないかどうかに目標をおいているのだ。
 でも、それにはまだまだ勉強しなきゃね。

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「もっと健康、もっと幸せ」

 ばかばかばかばかばか!→私。

 税金の申告でともかく苦手。計算機を使ってもエクセルを使っても、足し算でいつもつっかえる。計算するたびに数字が違うのだ。なぜエクセルなのにそういうことが起きるか?私はついつい数字を打ち間違えてしまうらしい。5回やってみると、5回とも違う数字がでてしまい、おもわずため息。

 なじみの編集者ならみんな知っていることだけど、ともかく私の原稿は数字のぽカミスが多く、選手の身長をインチからメートルになおしたとき、とんでもない数字になったりして、校正部には迷惑をかけっぱなしだ。

 取引先からの振込みを合計すると、前年よりも収入が少し多いみたい。父は「何でまた?」とあきれはてた口調だった。不況だというのに、申し訳ない感じ。すみません。夕刊がなくなったから、来年はガタ減りするはず・・・たぶん。

 夫は交通事故で集中治療室に運びこまれたというのに。新聞や雑誌に私の名前で署名記事がのっているのだから、「香子さん、何をやっているの?」という声は届いていた。夫も口にはださないだけで、似た感情をもっているのかもしれない。

 でも、現実問題、私は2人の子供の面倒をみる必要があったし、カブスも福留もいた。一応バスタブにイスをおいて、シャワーを浴びるのを手伝ったり、私なりにベストを尽くしたつもりではいるけれど。十分とはいえず、この点で私に感謝する人間なんて、たぶんいないでしょう。

 普段あまり思い出さないけど、私って学生のときはいじめられっこだったな。子供のときは顔とか性格とかが、いじめのターゲットになっていたような気がする。アシミネ、シノダ、シバ・・・。今でも苗字はおぼえているが、下はさすがに忘れたし、思い出すこともなかった。
一人は中学を卒業してすぐパパになり、「金八先生」リアル世代だから、ドラマさながらの感動的な会員制結婚式を行ったそうだ。(私は新婦とも元クラスメートだったが、出席せず)生まれてきた子供は聴力と視力に障害があり、さっさとパパはどこかに出て行ってしまった。
 一人は親の離婚で引っ越してしまい、一人は大学でてスーパーマーケットに就職したと聞いているけど。

 社会人になってからのいじめは、顔とか性格ではなく、収入や仕事の多さがネックになっていたような気がする。

 肉体労働者みたいなものだから、こっちはほとんど寝ないで、へろへろに仕事しているのに。「オレのプライドを考えたことがあるのか!」とか。夫とか弟(いない)ならともかく、赤の他人のプライドなんて、いちいち考えるかね?
 若い頃は年収なんて知らなかったし、今だって右から左へすーと抜けてしまうのだが、経理マンだった父の「一応おまえは高額所得者なのだから、きちんとするように」というセリフは耳に残っている。

 もっともそれほど悩んでいるわけではなく、私はつくづく嫌なことはすぐに忘れてしまう性格なのだと思った。
 父とか私の身近にいる男たちは、かなり長くネチネチ恨みつらみをひきずるタイプなので、よく疲れないな、とあきれるぐらい。
 何か月もたって、私なんかすっかり忘れているのに、古い話をもちだし、だだをこねている。
 否、そういう人のほうが多いのかもしれない。
 いつだったか、10年ぶりぐらいの友人からメールがきて、「あのときのこと怒っているかもしれないけど、私は謝るつもりはないからね!」と書いてあり、何に怒ったのか、さっぱり思い出せず、返事に困ってしまった。
 
 私の母や妹はもっとからっとしていて、スイッチの切り替えが早いのに。

 さて、横森里香さんの本は正直なところ、文体が苦手だ。「拡大コピーして、つけてちょんまげ」なんて言いまわしは読んでいて疲れるので、フツーに語ってほしい。
 でも、それは少ない欠点のひとつにすぎず、この方の著作はそれを補ってあまりある魅力と実用性にあふれていると思う。
 前作の「愛しの筋腫ちゃん」もこのタイトルは勘弁してくれ、というのが本音だったが、中身はとてもよかった。中を読んでから題名とみると、それほど悪くないような気がしてくるから不思議だ。

 赤いラインをひきたいところが、たくさんある。
 親分肌の編集者がいろいろな人の面倒をみるのだが、それにうしろ足で砂をかけるようなまねをした人のことを、
「あいつもなー、地底人になっちゃったよな」
 と評するとか。
 そういうタイプって身近にゴロゴロしている。
 でも、私の父は違った。欠点は多い人だけれど、恩義のある人のことは絶対に裏切らず、とことん感謝しつづけた。そういうところは深く尊敬している。
 
 あとこの本に「お金はエネルギーなので、通過させることが大切」とあり、貯めこむな、と書かれている。正しく働いて稼いだお金は汚ないものではないから、喜ぶべきなんだとか。こんなこと、なかなか言ってくれる人いないよ。ずっと後ろめたいことと思ってきたんだから。
 ただ喜び方のポイントがあり、「うっひっひ」ではなく、「イエーイ、新しいエネルギーをゲット!」というさわやかな感じで。
 寄付とか人のために使うことも大切。これは昔から実感して、実行してきた。だから、私には借金がないけれど、貯金らしい貯金もない。それでいいのだ。

 それからいちばん大切な言葉は「ありがとう」。これは一日に何度でも、独り言でもいいから、口にしたほうがいいそうだ。

 ともかく、いい本でした。Thanks a lot!
 悩んでいる人や迷っている人は、一読すべきでしょう。
 なんてのかな、この方は人を見下ろすところがなく、あくまで読者と同じ目線で、日常会話のようにさらっとレポートする。だから、とても理解しやすいのだ。
 そう考えると、あの文体のほうが適しているのかもしれない。

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野口英世といえば

  数字が苦手で、事務処理能力に欠ける私にとって、2月は何かと過酷な日々がつづきます。(大げさかな)

 心が弱ったときは、新しい本は読みません。疲れるから。移動が多いときは文庫です。よくなくすから。「シューレス・ジョー・ジャクソン」なんて何度もなくしているので、3回ぐらい買っている。

 「遠き落日」は傑作中の傑作だと思う。野口英世の評伝で、ともかくナポレオンのように寝ずに仕事をつづけるタフネスぶり。
 私はこれを読むと、いつも元ドジャースのアイク生原氏を思い出すのだ。
 「自分は人より英語を読むのが遅いから」と言って、朝6時か7時には出社して、ドジャースタジアムでシャワーを浴び、ひげをそっていたとか。ドジャースが遠征にでているときは5時ぐらいに帰宅できるが、ホームで試合のときは終了までオマリー会長をサポートしていた。

 オマリー会長はオーナーだからといって、でんと座っている人ではなく、毎日のように地元の有力者を試合にまねき、せっせと接待して広告やチケットの売上につながるように働いていた。

 明らかに今とは時代が違う。まだ差別意識がたくさん残っていたアメリカで、生きていくということは一種のギャンブルだった。
 生原さんだって最初は雑用からのスタートで、生活の保障も何もなかった。

 「遠き落日」を読んで、野口英世とはちゃめちゃぶりに驚いた人は多いと思う。でも、だからといって、野口英世を嫌いになった人も少ないのではないかな。私もその一人。せっかくアメリカ行きの旅費を融通してもらったのに、芸者遊びで使いはたしてしまうとは・・。

 アイクさんは敬虔なクリスチャンで家族思いだったから、野口英世と違って派手な女関係とか、なかったなぁ。日ごろのストレスをどこで発散していたのだろう。やっぱり野球への愛情が強かったから、野口英世のようにはならなかったのかもしれない。

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槇村さとる著「あなた、今、幸せ?」

ほぼ同業で、年齢も同じ。2人子供がいて、一人が障害児。夫は婚外恋愛新婚中という友人が、ついに入院した。でも、なかなか快適な生活だとか。

 私が最後に完全休養日をとったのって、いつのことになるかなぁ?
 少なくとも3年ぐらいはないと思う。
 そして、次の休養日はいつになるのだろう?死ぬまでなかったりして・・・。
 だから、交通事故にはものすごく気をつけて運転している。入院なんか許されっこないもの。

 5年ぐらい前、メニエールでぶっ倒れたときは、某編集部に迷惑をかけ、たちまち疎遠になったみたい。自由業ってはかないというか、シビアというか。使い捨てライターみたいなものだ。反省はしているけど、ぶっ倒れちゃったんだからねぇ。その後、雑誌のほうが私より先につぶれちゃったけど。
 40度の熱ぐらいなら、抗生物質やら漢方やらで無理やり症状をおさえ、原稿を書いてベビーシッターに助けてもらいながら、子供の面倒みていた。
 2度の出産も24時間後には退院していた。あのときは母が手伝いにきてくれたから、少し休めたが、取材と原稿は代役がいなかった。
 卵巣のう腫が破裂して緊急手術になったときは3日入院。でも、あれってたしか1995年。長女が生後4か月だったし、野茂がドジャースデビューしてまもなかったから、やっぱり仕事と子育ては休めなかった。

 槇村さとるの第一エッセイ「イマジン・ノート」もよかったので、「あなた、今、幸せ?」も購入してみた。
 12歳のとき父親から性的虐待・・・。何、それ。内田春菊の本と取り違えたかと思った。でも、読後感はいい。事実婚の相手、キム・ミョンガンとの共著なので、救われている感じがした。

「あなたの人生の満足度は何パーセント?」という一文に少し考えこんでしまった。
私は幸せ度120パーセント、不幸度120パーセント、満足度120パーセントといったところかな。

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プリズン・ガール

 両親が健在なので、日本にも帰る家はあるのだが、仕事がらみでの出張になると、ここ数年はどこも経費削減。ビジネスホテルよりネット喫茶での仮眠、数日にわたる滞在だとウィークリーマンションを使う機会が増えた。インターネットでヤッフー探索すれば、簡単に見つかる。
 大きな駅の近くにはたいていウィークリーマンションがあり、とても便利な世の中になった。ただし、テレビで派手に宣伝している会社はあまりすすめたくない。敷金なしなんて歌い上げているが、出るときに壁紙代とか、塗装代とか、信じられないほど高額な内装費を要求してくるパターンが多いそうだ。
 故意に汚したわけではないから、法律的には払う必要はないのだが、やくざチックに攻めてくるから、要注意。
 私自身はまだ被害にあったことがないのだが、仕事用に賃貸マンションを借りていたとき、似た経験をしている。もちろんきっぱりと拒否、拒否、拒否。
 私の政治力と行動力を甘くみないでね~。やくざチックにはそれなりに、ブルジョアにはそれなりに、各種の対応を用意しております。

 それから、自由業者は入居の契約自体が大変なので、不動産業者にたいして、あまりいい思いでがない。だから、賃貸はいや。勤め人と違って転勤がなく、自分で住む場所を選べるのだから。ボロでも買っちゃって、自分で修理しながら住むほうがいい。10年に一度のペースでそれやってきたから、50代でもう1回ぐらいリタイア用の家を西海岸に買っちゃうような気がするし、さすがにもうやめておくような気もする。
 うちはいつも1000万円未満の物件を住まいにするから、そのたびに親は「土地はちゃんとついてくるのか?」(土地が借地権とかいう家はアメリカではまずない!)とか「火葬場の隣なのでは?」(アメリカでは火葬はめったに行われない!)とかいろいろ心配するのだ。

 まついなつき著「東京暮らしの逆襲」はそのへんの体験もギャグにしている。この人は賃貸&引っ越し経験が豊富なので、ネタも生きがいい。昔、下北沢から1駅のところに頭金100万円、月7万2900円の35年ローンで‘新築ワンルーム一軒家”という変わったブツを買う話があり、断って後悔している話とか。そりゃ後悔するわ。
 この本は他にも通販のワナとか、家具を選ぶコツとか、彼女流の「超整理法」とか書かれていて、好きな本です。

 さて、この有村朋美『プリズン・ガール―アメリカ女子刑務所での22か月―』は先日紹介したアメリカで結婚・出産・子育ての安心ガイドにでていたから、読んだ。ものすごーく怖い本。この作者は本にする勇気と行動力があったというだけで、実は同じ体験をした日本人は他に何人もいるのだ。

 自分でドラッグをやらないのは当然のこと。近づかないほうがいい。
 ましてやボーイフレンドにもつなんて、もってのほか!(なんて言っていたら、アメリカでボーイフレンドなんて見つからないかも。日本人留学生でもはまっているヤツが多いから)
 私立高校で友だちが複数でマリファナをやっていて、たまたま校長先生が通りかかったので、その子たちが近くにいた日系人に全部責任を押しつけたなんていう事件も聞いた。
 名門高校なんてのも、まったくあてにならない。
 金持ちの子息が通っている学校のほうが、ドラッグの問題は多いようだ。

 ちなみに「濡れ衣」という言葉の発祥の地は、福岡県の博多に近い千代町にあるそうだ。たまたまそこのウィークリーマンションを借りていた時期があり、すぐ隣に「濡れ衣塚」という碑があり、お地蔵様が並び、いつも花が添えられていたから、興味をもって調べてみた。
 継母の陰謀にはめられて、文字どおり濡れ衣をかぶり、父親に切り殺された娘の霊を供養しているそうだ。

それと関係あるのかどうか、霊感の強い人はいろいろ見えたり、肩を叩かれたり、大変みたい。

 もし将来アメリカで留学したり、働きたいというプランをもっていたら、この安全ガイドと「プリズンガール」は一読をおすすめしたい。
 自分には関係ない、なんて思っているかもしれないが、「濡れ衣」という災難はいつなんどき降りかかってくるかわからないからだ。

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