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怖いという気持ち

数日前に老後のことは悩んでいないと書いたが、それは私に守るものが家族以外ないためで、盗られるような高価なものはないから泥棒はへいき。でも、強盗はものすごく怖いから、セキュリティシステムには気をつかっている。

 実は3月に隣家に泥棒が入ったばかり。

 明日のしめきりが怖いというのは、原稿のしめきり自体が怖いのではなく、いつか1本もしめきりがない日がきたら、それはそれで寂しいものがあるな、という意味なのです。
 怖い、とはちょっと違うかな。

 さてさて、ここ数年は身内の死について、考えさせられる機会が増えた。
電話は今でもびくっとする。正直いって怖い。
 仕事なんか携帯電話にかかってくるに決まっているから、自宅の電話はほとんどでなくなってしまった。去年の夫の交通事故で、本当に怖い思いしたもの。かかってくるたびに「容体が急変しました」と言われたらどうしよう、と心臓がとまりそうだった。でも、出ないで無視する勇気もなかった。電話の音を聞くたびに、命さえ助かったらもう何を失ってもいい!という気持ちになった。
 
 それから、大好きだった修叔父さんの急死。マージャンで慶応大を中退して、一族唯一の風来坊だった。浅野紡績って会社を経営していて、金曜まで仕事して、癌が再発したようだといって自分で車を運転して病院に行き、火曜には還らぬ人となった。
 奥さんになったエミコおばさんは名前のとおり、いつもニコニコしていて、元気一杯の年賀状をくれた。喪中につきどうこう・・・なんて書いていないところが、エミコおばさんらしくっていい。
 自宅のすぐ近くに修叔父さんのお墓を買い、「ビールが好きな人だったからねぇ」とおそなえしていた。
 私の祖父は頑固ものだったので、エミコおばさんとの結婚を生涯許さず、近所に住んでいても決して足を踏み入れなかった。
 反対の理由はエミコおばさんの生家がスーパーマーケットを経営していて、梅田家とは身分が違う、というもの。(ぶっとぶなぁ)
 でも、修おじさんとエミコおばさんは4人の子宝に恵まれ、幸せな家庭を築いた。

 その修おじさんが私の結婚のときは大大大反対したのだから、田舎の名家というものは何を考えているのか、さっぱりわからないものだ。
 私の父なんかは「でも、まあ、香子の結婚は子供にも恵まれたし、よかったと思っているけどな」なんて言っていて、これもよくわからない。

 ともかく私は3人姉妹の長女、夫は2人兄弟の長男。それぞれみんな結婚して、2人ずつ子供がいる。まるであつらえたように。(笑)
 夫の父親だけすでに亡くなっていて、まだ若く、これからセミリタイア生活を楽しもうという矢先のことだった。
 こればっかりはスピリチュアルがどうこう、といっても、寂しさを埋め尽くせるものではない。

 菊田家のお義父さんが亡くなる数日前、私は2度めの妊娠を告げられていたのだが、医者から珍しく絶対安静を命じられていた。後で聞かされたのだが、出血の量が多く、心臓も確認できなかったからたぶん流産だと主治医のドクター・クーハンは予想していたそうだ。
 だいたいアメリカの医者は妊娠ぐらいでは「休め」と言わない。
 一人目のときは出産予定日3週間前まで、アリゾナのスーパーボウルに行かせてくれたドクターなのに、「トイレ以外は動くな。寝ていなさい」と言ったのだから、よほどのことだったのだと思う。
 飛行機に乗る許可もでず、お義父さんのお葬式には参列できなかった。
 それとまるで入れ替わるように、流産は回避され、胎児の心臓音が聞こえるようになり、そのまま出産まで何ももう問題は起きなかったのだ。
 
 なんだかむしょうに「Depature (Okuribito)」という映画を見てみたくなった。
http://www.departures-themovie.com/
 日本に帰ったら絶対に見にいこう。


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