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たわごと

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貧乏暇なし。

 長女がはるばる大臣のお膝元まで合宿に行ってしまったので、夕飯を作る人がいなくなり、ついついカップヌードルに手がでてしまう。あるいは冷凍のうどん。私は早起きが苦手なので、次女のお弁当も、いつも長女が自分のを作るついでに、作っていた。

 考えてみると、まだ今年も中学生なのだ。スランプは終わり、前みたいにスケートが楽しくなったそうだ。「まだトリプルサルコーがときどきポップする」と言っているが、それはスランプでもなんでもない、本来の実力というものだ。

「高校生になったら、マクドナルドでアルバイトしてもいい?」なんて言っているし。スペイン語圏の子が多いから、また言葉が混乱しそうだ。

 でも、やりたいことはなんでもやらせるつもり。
 
 私の父親は慎重派というか、保守派だったから、何かに打ち込もうとして、「わかった。がんばれ」なんて言われたことがなかった。相談しても反対ばかりだったから、私は何も相談しないようにしていた。

 2言めには家柄がどうこう・・・って出てくる。これは今でも父の口癖。祖父はどこかの会長だったかなんだか、紳士録に載っていたどうこう、という話になる。新幹線をおりて、タクシーに乗り、「梅田家に行ってくれ」というと、道順を言わなくてもついたとか。それって単に田舎なのではないだろうか?

 2つめの口癖は、「うちの長女は作家なんだぞ!(私のこと)」というもので、書いていても顔から火が出そうになる。
 昔、妹の結婚に反対しているとき、電話口でそう言って相手を怒鳴りつけていた。困るよねぇ。相手が「知りません(私のこと)」なんて言おうものなら、「無礼だ!」とかっか怒っているんだもん。

 最近になってちょっとわけがあり、うちの子にその話をして、「まあ、こういうこともあったけど、根は悪い人じゃないから、あなたも笑って聞き流してよ」と言ったところ、
「どうして、おじいちゃんは結婚に反対したの?」
「なんかねー、顔が織田裕二に似ていて、かっこいいじゃない。だから、”あいのこ”かもしれないって反対したの」
「あいのこって?」
「外人とのハーフって言う意味だよ」
「え!ハーフなの!?」
「いや、群馬の人だから、たぶん日本人だよ」
「でも、反対したの?」
「うん。先祖に外人がいるかもしれないって。」
「アメリカ人?」
「知らない。群馬で稼業は染物屋だというから、アメリカ人じゃないと思うよ」
「そめものってなーに?」
「クローズにカラーをつける仕事だよ」
「それならアメリカ人かもよ。スケートのコスチュームとかもやるかな?」
「国籍はどうでもよくて、おじいちゃんは自分の決めたこと以外は、なんでも反対するんだよ。2年ぐらいかかって結婚した」
「だって、私、アメリカ人だよ」
「ハーフじゃないでしょ。おじいちゃんが子供のとき、ニッポンはアメリカと戦争していたんだよ」
「ママが結婚するときは?」
「2週間ぐらい反対していたね」
「そのときはなんて言われたの?」
「パパのお父さんって会社の社長さんだったの。そういう人が私との結婚を認めるわけがないから、反対だって言われたの」
「パパのお父さんは反対したの?」
「反対しなかった。パパのお父さんはなんでも”そうか、よかったな、がんばれ”という人だったからね」
「ママはおじいちゃんをどうやって説得したの?」
「いや、説得してわかる人じゃないからね。その話をする半年ぐらい前にもう入籍してあったから、反対も何もなかったんだよ」
「あははは」
「でも、おじいちゃんは最初はなんでも反対するけど、いざはじまっちゃうと、わりと応援してくれるんだよ」
「ふーん」

 いちばん下の妹はスポーツウーマンで、高校のときバレーボールで推薦どうこうという話があった。私の実家は小平市との境界線にあり、日立の体育館もあったから、バレーボール熱はなかなかのものだった。が、父親はきっぱりと断ってしまった。
 短大でて、就職して、結婚して、子供も2人いて、順調といえば順調といえる人生なのかも。
 10年以上がすぎても、何かの拍子に「私は反対されて、バレーボールをつづけられなかった」と口にすることがあり、けっこう根が深いんだな、心に響いたことがある。
 もちろんバレーボールで高校に進学したからといって、オリンピックとか実業団にすすめたか、それは今となっては誰にもわからないこと。
 でも、その反面、あのとき好きな道を選んでいたら、何も悔いはなかったと思うのだ。別にバレーボールで成功しなくたって、命を失うわけでもなんでもなかった。

 アメリカ人のスケート友だちはここ1、2年でばたばたとやめている。勉強に専念というのが建前だが、別に受験地獄で塾通いしているわけではない。
 その証拠にスケートの練習に熱中しすぎて、希望の大学に入学できなかったなんて、私の身近では聞いたことがないのだ。日本はまた状況が違うんだろうけど。
 とはいえ、スポーツと勉学の両立は大変なこと。

 父のことを思い出して、ふと気がついたのだが、周囲から「やめろ」と言われても、つづけるぐらいじゃないと、「継続」ってのはむずかしいことなのだ。

 写真は関係ないけど、うちのスイッチ。古いぼろやだから、楽しく暮らせるよう、細部では工夫しているのです。


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