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ライサチェックの近況など

 ロサンゼルス・レイカーズの本拠地「ステイプルセンター」で、フィギュアスケートの世界チャンピオンになったエバン・ライサチェックが、今後はレイカーズのプレーオフで始球式のボールをプレゼントするセレモニーに招待された。

 たまたまESPNマガジンを読んでいたら、つま先の疲労骨折で約1か月ギプスをしていたとあり、ちょっとびっくり。
 ほんの数時間前、ミシェル・クワンと練習しているのを見たばかりだったから。ギプスどころか、トリプルをばんばん飛んでいた。

 私も長女のことは笑えない。やっぱり顔がきれいな男の子って好きだ。顔とか目がきれいな子って、気だてもいい人が多いと思う。
 結婚するときルームメイトから、「香子ちゃんは面食いじゃないからね」と言われ、ちょっとショックだったけど、目はすごくきれいだと思ったもの。
 長女にこの話をしたら、大笑い。
「パパの目はね、きれいだと思うけど、”つらら”って感じ。ライサチェックは”こおり”って感じなの。」
「だって、おばあちゃんだって。交通事故のときパパは顔がいいから、ちゃんと治るといいんだけどって話していたよ」
「パパの顔はね、やさしそうだから、オルタネイト(alternate、次点という意味らしい)なの。まあ、Mくんは結婚しているから、パパと結婚してもいいかなって感じ。あとパパはね、笑い方がきれいすぎるの。Mくんはもっとにやっとした感じ」
「ふーん。でも、5歳ぐらいのとき、自分の親と結婚できないと聞いて、あなたはすごくショックうけて泣いたんだよ。覚えていない?」
「えー、覚えていない」
「今まで会った中でいちばんいい男って誰だと思う?」
「Mくん(きっぱり)」
「Kちゃんじゃないの」
「Kちゃんは5番目ぐらい。2番はSMAPの人、3番はTくん、4番はT先生。6番はベルネル、7番はエバンかジュベールで、パパはその次ぐらいかな。」
「ふーん。ママは玉木宏さんかパパかライサチェックだね。まー、玉木宏さんに会う予定はないけど」
「宏さんよりはパパのほうが上だよ。パパのほうがやさしそうだもん。ライサチェックには負けるけど。トリプル、かっこよかったもん」
「Mくんも飛ぶ。パパは飛ばない。でも、ギターは上手だよ」
「うーん。パパは目がまるすぎるんだよね」
「丸がいいよ。四角や三角の目はこわいよ!」

 ・・・とまあ、くだらない会話がえんえんとつづくのでした。

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ミシェル・クワンの近況

最後のミシェル・クワンを見たのは、トリノ五輪後のアイスショーだった。たしか荒川静香さんのプロ海外デビュー。クワンはトリだったが、ちょっと身体がおもたそうで、ジャンプもシングルアクセルどまりだった。

 その後は競技から遠ざかっているが、引退宣言はしていない。
 本人も迷っているようだ。先日の世界選手権でも質問されると、言葉をにごしていた。

 とはいえ、練習を見ていると、,今はもうやる気は十分モード。
 ダブルアクセルはもちろんトリプルサルコー、トリプルトウは問題なし。
 フリップとルッツはまだランディングが乱れていたが、ちゃんと飛んでいた。
 ループはリンクが混んでいたので、チビちゃんたちに邪魔され、練習できなかった。
 まだシーズンオフなのだから、まだまだレベルをあげていきそう。
 実際いっしょに練習していたライザチェックはダブルアクセルが乱れっぱなしだったもの。

 余談ですが、お姉さんのカレン・クワンは結婚して、夫婦でコーチ業をしています。

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スカイプおそるべし

前々から予定されていたとおり、ロサンゼルスに出張。1年ぶり・・・というほどではない。
早朝の飛行機だからタクシーで行くつもりでいたのに、家人が送ってくれた。空港から近い家というのは渋滞を気にせず、便利なのだけれど、空港タクシーが嫌がり、いやみを言うドライバーがときどきいるのですよ。

 そういえば、長女も来年は制限付きで運転が可能になる。さすがに勘弁してもらいたい。うちは日本式で18歳から!それでもまだ早いわ。
 ティーンエイジャーだと車の保険料もはねあがる。当然だけど。

 今回は仕事以外にも友だちに会ったり、予定がいろいろ。

 ついた日、偶然キャロライン・ジャンたちの練習をみた。2階のスポーツジムで軽くジョグしていたのだが、1階のスケートリンクがよく見えた。けっこう混んでいるリンクなのに、3-3を飛んでいた。

 そんな興奮も手伝って、ロサンゼルス在住で世界選手権も見にいった宮地陽子さんとスケートのよもやま話。
 おかしかったのが、その会話がスカイプをとおして、そっくりそのまま日本にいる私の父と母に筒抜けになっていたこと!

 というのも、パソコン拒否症の親のために、私はNECのテレビパソコンを購入し、スカイプだけは設定してきたのだ。電話代がかからないので、毎日テレビ電話で会話している。
 私は自分のパソコンの近くで、彼女とおしゃべりしていたので、スカイプをクリックしたのを忘れていた。
 父と母はテレビを見ていたら、私の声が聞こえてきたので、てっきり今川知子さんと会話していると思い込んでいたらしい。

 あー、びっくりした。

 父は宮地さんと面識があるので、スカイプをとおして挨拶。ロサンゼルスと日本の茶の間がつながってしまったのだ!

 妹はパートで働いているとき、スカイプで自宅をのぞいたら人がいて、びっくり仰天したことがあるらしい。長男が内緒で祖父(つまり私の父)を自宅にひきいれ、こずかいか何かをねだっていたそうだ。

 実際、泥棒よけに使った人もいるらしい。通報したら一発だものね。

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ぜいたくな出産

 さすがにもう疲労困憊。
 私の願望は直木賞作家になることでも、ワールドチャンピオンになることでもなんでもない、家族で楽しく暮らし、好きな仕事をささやかでもつづけること。でもでも、それってなんて難しいことなのだろう。
 すごく生活なんて地味で、こつこつ働いているつもりなのに、どうして足をひっぱる人間が次々と現れるのか。
 
 人にやさしく生きるって、そんなにむずかしいことですか?あらさがししたり、いやがっているのに強引におしつけたり、いじわるに生きるより、ずっと楽しいことなのに。

 詳しくは書けないのですが、子供たちに助けられているなーと感じる今日この頃。いつも食事をつくってくれる長女はもちろんのこと、次女も存在自体が私のことを守ってくれている。今日はなんて感謝したらいいのか、言葉が見つからなかった。涙がでそう。
 もっと何年もたってから、本に書けたらいいなぁー。

 子供たちがいなかったら、とくに才覚がない私なんかアメリカでのたれ死にしていたかも。

 たくさん辛いこともあったけど、やっぱりすべての出会いに感謝。
 最近もまた新しい人物と知り合い、発見の連続だ。

 がしかーし、私のシカゴ生活もそんなに長くないかもしれない。もちろんすぐにやめてしまうようなことはないが、少しずつ日本、あるいは北米でも他の都市に拠点を移していくことを考えている。いつ引っ越ししてもいいように、せっせと家の中を片づけているんだけど、思い出の品々ばかり。
 とくに本はなかなか捨てられませんな。

 さて、私が出産するときも、この本があったらわかりやすかったのに!
 この本の中でまついなつき著「笑う出産」をほめてあったが、あれも出産前に読みたかったな。

 それにしても、横森里香さんとか、こういう人たちの本には江原さんがさらっと登場するあたり、すごいなぁ。私も出版系のコネを使ったら、お会いできるのかしら。

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マイケル・ジョーダンの息子

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 リグレーフィールドはさっきまで雨がふっていたのですが、あがったようです。レッズとカブスの選手がグラウンドにちらばって、呉越同舟でキャッチボールです。
 雨量よりも風が激しく冷たいので、プレーする選手にはちと気の毒・・・。

 7回の歌はホイットニー・ヤングー高校のバスケットボールチームたち。もちろんマーカス・ジョーダンも。大きくなったなー。私が年をとるわけね。

 いったん引退していたマイケル・ジョーダンがブルズに復活する決意を固めた頃、私は長女を出産したばかり。会陰切開でかん子を使って、ひきずりだす形の難産だったから、しばらくは後頭部がぷよぷよしていて、心配した。もっともちょうど今はそんな形跡はなく、石頭。
 長女が夕飯とお弁当はたいてい作ってくれるようになった。

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あと5キロをやっつけろ!!

心配させてしまいましたが、胃がよくなかったのは過去で、今はもうぴんぴん元気にしています。娘とジムにも通っています。

 はずかしながらこんな本にはまっとります。

 文芸春秋がこういう本を出すとは、ちょっと驚いた。952円で安値!

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胃かな?

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ゴミの日なので、枕を1つ捨てた。

 火曜だったか、起きたら血だらけだった。どうも記憶にないのだが、胃からの出血らしい。といっても、がん検診は3月に終わらせたばかりで、シロだったし。

 ホームドクターのところで検査してもらったから、このぐらいなら投薬で治るそうだ。その後は一度も血を見ていない。

 片頭痛も日本でいい薬をもらったから、最近はなくなり、ジムにも通っている。
 その片頭痛の薬が胃に悪いらしく、あわせて胃薬をもらっていたのに、飲まなかったのがまずかったらしい。

 あと2階は暑く、地下は寒いので、夏と冬では寝る部屋を変えているのだが、2階で寝ているとつい夫が交通事故から生還した日々、この世のものとは思えない声をあげてうなされていたのが思い出されてしまう。
 何はともあれ、ジムにいけるぐらいまで回復したのは幸運なことだ。本当によかった。

 それにしても、新聞記者の数が減った。カブスの報道関係者用駐車場はガラガラだ。リストラの嵐がふきあれている感じだ。

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アメリカ法律ノート

今日もカブス、明日もカブス。
 
 短大でて最初の就職先が6か月、2番目は3か月しかつづかなかった。どうなるかと思ったのに、スポーツライターは25年めもつづいた。びっくり。

 男女交際も長くつづいた試しがなかったのに。結婚は18年目かな。これもまたびっくり。

 もちろん、いろいろな職種やさまざまな色恋をかさねた人は、かなり魅力的だ。
 
 でも、仕事にかぎっていうと、長くつづくと自分が楽。
 
 カルフォルニア州弁護士の鈴木敦司著の「アメリカ法律ノート」を読んでいる。
 市民権の申請について、いろいろ調べているのだ。リンクに表示されるテキスト

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一統寿司

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ごくごく当たり前の日常がかえってきた。

 朝練習に送迎。ランチと午後の練習は俊パパにバトンタッチ。
 ジムにも連れて行ってもらった。夜は10時までなので、私も前日の夜、ジムには行った。家族会員なので、かなり安い。

 カブスは午後1時20分プレイボール。マイケル・J・フォックスがきていた。
 
 試合の後はマサキ・ラッシュさんと待ち合わせ、一統寿司へ。子供も俊パパにつれてきてもらう。
 マサキさんはたまたま私のブログを見たそうで、おとといのをほめてくれた。えへへ。あれは古い写真を整理がてら、うちの子といっしょに解説付きでアップしたのだ。

 それでふと思い出した。91年、たしかミネソタ・ツインズがホワイトソックスと優勝争いしていたシーズン。
 1月にブルースクラフで菊田俊介を小田ちゃんに紹介され、7月ぐらいに棚を運ぶとき、織田ちゃんといっしょにきて、「オレ、香子さんの手料理を食べてみたいなぁ」なんて話になった。
 その後は本当にいろいろあって、よく会うようになった。
 愛情表現をたくさん言葉にする人だから、どれがプロポーズにあたるのか、よくわからなかったりするのだけれど。
 この一統寿司の駐車場入り口で、「香子はオレにとって世界一の女なんだから・・・オレの女になれ」と言われた。
 入籍したのはワールドシリーズの移動日で、たしか10月30日。翌日かその翌日、ミネソタでツインズが優勝を決めた。
 そして、12月頭、ウィンターミーティングを取材していたら、電話で「グリーンカードがあたったみたい」。
 なんやかんや、ツキもあったな。

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自己紹介のかわり

 4月です。開幕です。新顔が増えたような気がします。
 どうもあやしいおばさんと思われているかもしれません。(まあ、当たっている点がなきにしもあらず)
 私のバックボーンに興味ある方は(いないと思いますけど)、こちらの対談をぜひ楽しんでください。

葉加瀬太郎さんと。http://www.j-wave.co.jp/original/worldaircurrent/lounge/back/061028/index.html

アメリカ生活はこちらかも、http://www.odekake.us/index/brilliant_people7.htm

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わが家の歴史

 古い写真を大大大整理中なのです。今はもうデジカメだからねぇ。どう処理しましょ。

1与田っちとノーラン・ライアン。野茂前はこういう取材が中心でした。

 村主章枝さんをはじめ、女性アスリートの逆取材でいちばん多いセリフはこれ。「だんなさんとどこで知り合ったんですか?」
 ブルースクラブの「ロザスラウンジ」で、共通の友人、小田ちゃんの紹介で知り合いました。
 プロポーズしてくれたのは、なぜか「一統寿司」のパーキングなんだな。寿司は高かったけど、2階がレンタルビデオ屋だったのです。たしか。
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 ドレスは母の手作り。タクシードは借り物。お金のない2人でした。2人あわせて財産は100ドルもなかったのでは?

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 ご存じブルース界のゴッドファーザーこと、ジュニア・ウェルズ。長女の名づけ親でもあります。

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 音楽評論家のマイク越谷さん、今もシカゴに住んでいる小田ちゃん。古い付き合いになりました。

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 もっともっと長生きしてほしかった菊田家のお義父さん。最近なぜか私は夫がガンになる夢をよく見るのです。悪い夢は人に言うと現実にならない、と言われていますから、人に言いまくっています!

 子供が生まれるまでは、どこにいくのも2人で一緒でした。長嶋一茂くんから、「これ、だんなさんにあげて」とホットドッグをもらったりしました。

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 これが1度めの水害だったはず。水をかきだしているのは小田ちゃん。今の家ではなく、最初の家です。雨がふると天井から漏れるので、バケツや鍋をおいてまわりました。


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たわごと

シカゴは冗談ぬきの寒さ。そして、時差ぼけ。

 私も夫も職業柄しかたがないことだが、子供たちも生後6か月かそこらから、飛行機に何度乗ったかな。

 最近になって、手荷物の重量制限が厳しくなった。
 航空会社によって違いはあるが、飛行機に預ける荷物も国際線は2つまでOKだったのに、国内線に乗り換えたら1つになってしまい、宅配便で送るか、追加料金を払うか、2つに1つを選ばなければならなくなった。

 しかも機内持ち込みは10キロまで、預けるのは15キロまで無料、それ以上は超過料金。ただし、ファーストクラスは40キロまでOKなんだって。

 ビジネスかエコノミーかで重さを差別するのではなく、体重で決めるべきではないかな。
 大人の男性なら80キロこえているのなんて、珍しくないでしょう。
 でも、フィギュアスケーターなら40キロそこそこ。なのに、荷物は10キロまで、なんて不公平じゃありません?

 チェックインのとき乗客の体重をはかるべきだ!・・・・なんて墓穴を掘ったりして。←断固反対!

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ひどい仕打ち?どっちが?

 スポーツライターという仕事自体は、あくまで裏方仕事。少なくとも私のスタンスはそれです。だから、主役はあくまで選手であり、試合であってほしい。
 ケガしたり、いい成績を残せなかった選手からのコメントどりは何よりもつらいこと。でも、お仕事なのです。甘えは許されません。

 そのことで人間性を疑われようと仕方がない、という開き直り精神はもっています。たぶん私はかなり強い人間なのだと思います。昔からそうだったわけではないので、単なるオバタリアンなのか、アメリカ暮らしが長いせいか、スポーツライター業で鍛えられたせいかなのか?どれも正解といえるかもしれません。
 
 もう1つ、大きな理由はたぶん、私が現役ばりばりの障害児をもった母親だからだと思います。
 夫との出会いは私の世界を広げてくれ、長女の成長も思わぬコネクションを生んでくれました。
 そして、生まれつき重度の障害をもった次女。手帳も発行されています。この子の存在が私を強くもしてくれたし、守ってもくれた。そして、同じような状況にいるママ友だちにも恵まれたのです。とても感謝しています。
 みんな、いろいろなことで差別されたり、日々いじめられているものね!

 とはいうものの、その反面、身内といっていい人から、誤解されるのはやはりつらいことです。

 夫が交通事故にあったとき、私の”仕打ち”があまりにもひどかったとか。

 たしかに意見の食い違いもあり、口論もありました。すぐに私が子供を連れて、現場に行く行かないからはじまり、高額な医療費の支払い、それから退院後の復帰のこと。ことごとく意見は食い違ったけれど、最終的にはすべて本人の意見をとおし、尊重し、私の希望は取り下げたはずです。

 私はこんな言葉を何度も夫にたいし、口にしました。
「こんなことでは絶対に私は見捨てたりしないから、信じてほしい」
「自己破産したって、偽装離婚したっていい。とことん治療してもらおう」
「半年休んだら?子供の面倒も生活も、まだまだ私は頑張れるから」

 家族が一人でも欠けてしまったら、あんなボロな家が残ったって仕方ないじゃないですか?この点ではまったく迷いませんでした。
 もちろん退院した後もカブスに行ったり、日本を往復したりしたのは事実です。でも、それ以外の時間はすべて、シャワーも食事も手伝いました。それがまた私にとって至福な時間でもあったのです。生きて帰るという素晴らしさを、まざまざと知ったひとときでもありました。退院した後はもう猛々しい気持ちがうせ、いつも心にはひまわりが咲いているような気分でした。

 なんとか一人で歩けるようになった後も、「半年ぐらいはゆっくり仕事を休んだほうがいい」とは意見しました。でも、そんなに押しつけたつもりはありません。自分でも信じられないほど、やさしかったと思います。
 私自身も出産後はどうしてもすぐに職場復帰し、マイケル・ジョーダンや野茂英雄の活躍を報道したかった。だから、「そういう気持ちは理解できるから、好きなだけやれば?その代わり、絶対に無理しないで、疲れたと思ったら私たちのところにきてね」

私だってつらかったし、怖かったし、不安でした。でも、子供たちの手前、そんな弱気なところを外に出すわけにはいきません。
 闘病にがんばったのは夫本人であり、2番目も3番目も4番目もなしで、5番めぐらいは、私だったとひそかに自負しています。だって、他に誰がいます?その間に夫と会ったのは、家族と医療とココ・テーラーの関係者以外、誰もいなかったので、後は伝聞が一人歩きしたにすぎないのです。

 サンディエゴの豪華なクルーズツアーは前々からお義母さんを招待していたから、親孝行したいという気持ちもあったのでしょう。私も心配だったから、むしろお義母さんが同行してくださったことで、ほっとしました。

 私の両親は「大きな交通事故の後、怒りっぽくなる人がいるから」と心配したのですが、夫はむしろやさしくなり、「よくがんばってくれたな」とハグしてもらった記憶があります。心がこもっていました。あれは私への何よりものプレゼントだったと思います。

 それがどうして半年以上たった今、「ひどい仕打ち」と非難されなければならないのか。言葉の一人歩きの恐ろしさを実感しています。ずっと何年も地道にコツコツと頑張り、生きてきたものにたいして、史上最大の侮辱といっていいでしょう。

 非常に私ごとではありますが、大事な子供たちと家族のためにあえて、ブログ上にて反論させていただきました。

P.S.私が夫を奴隷のように扱っている?これも勘弁してください。子育てと家事全般をずっーと10年以上も受け持ってきたのは、私以外の誰でもありません。ベビーシッターや実母の力はしょっちゅう借りていました。これは認めます。夕飯作りやお弁当を作ってくれるのは長女だから、正直スケート合宿に行っている間、手が足りなくて困りました。これは事実です。障害児が家族にいることで、何かとハンデを背負わせてしまったから、好きなことはとことんやらせてあげるつもりです。

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飲酒運転を憎みます

http://sports.espn.go.com/mlb/news/story?id=4059869 あまりに悲しいできごとだった。

 いつも感動的なストーリーや奇跡の逆転勝利の美しさについて、伝えることができたら、スポーツライターほど気楽な商売はないと思うのだが、そういうわけにはいかないのだ。

 ニック・エイデンハートの名前を心に刻んでおいてほしい。

 やっとマイナーからメジャーに昇格し、好投したばかりの若いピッチャーが泥酔運転にまきこまれて、命を落とすなんて許されていいことなのだろうか?

 この報道をみてもらえばわかるとおり、犯人の22歳は人を殺したというビジョンが明確にされている。
 飲酒運転というのは、そういうことなのだ。弁解の余地は許されない。

 それにしても、初犯ではなく、免許はすでに取り上げられていたって・・・。それでいて、高級車を乗り回していたなんて、どうせまた苦労知らずのボンボンなんだろうなぁ。
 
 昔はマリファナとか、無免許運転とか、社会からはずれた貧困層が主とされていたのだが、最近はまったく逆だから恐ろしいのだ。
 前にも書いたが、アメリカの金持ちはケタはずれなのが多いから、信号無視の罰金なんて気にしないタイプが増えた。
 高級住宅地だから安心して運転できるとか、ハイソな子供たちが通う学校だからマリファナの心配がないとか、ウソなのでくれぐれも用心してください。

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ニューヨーク暮らし

  渡辺葉さんは前に岸本葉子さんと往復書簡したものが面白かったので、この本も買ってみた。

 正直、うーん。こういうのをアメリカ生活本として出版していいものだろうか?

 あとがきに読んだ人は誰もがニューヨークで暮らしたくなるはず、と書かれているが、それはそうでしょう?
 ニューヨークで役者とダンサーを心ざし、結婚して離婚して、またまた一人暮らし&新しい恋愛。おしゃれな人生なので、女性誌むきかも。 

 世界一物価の高い町、しかも、長期滞在するためには学生ビザか何かでつないだり、法律ぎりぎりの工夫をこらす必要があるし、費用だって普通の金額ではおさまらない。滞在ビザは年々厳しくなっているから、地球の歩き方のロングステイ本をみても、アメリカははずしてあるほどだ。

 でも、この本では一切ビザにはふれていない。
 椎名誠さんの娘だということを隠しているわけではないけど、そのこともこの本では一切ふれていない。


 「岳物語」の主人公になった弟のほうはフォトグラファーをめざしていると別な著作にあった。
 
 私とは同世代で、ご近所の育ちなので、今までこうした一連の著作も楽しんできた。この本も前半まで楽しく読んでいた。が、旅行保険の数万円をおしみ、まったく保険に入っていないというくだりを読んで、とても嫌な気分になった。

 バブル期のアメリカは、石を投げたらぶっかってしまいそうなほど、有名人の子供がそこら中にあふれていた。
 政治家や芸能人の子供とか、某巨大宗教団体の創始者の子供とか、いくらでもいた感じ。留学生という名目で何をしているのか、よくわからなかったけれど、親にしてみると、「うちの子はアメリカに留学しています」といえば、きこえがよく、面倒も避けられたのだと思う。

 彼らはたいていクレジットカードで、ベンツ一台ぐらいなら簡単に買い物をしていたが、その反面、妙なところで吝嗇で、部屋にきた友だちからオレンジジュース1杯のお金を請求したりしていた。
 旅行保険の問題もそう。ほんの数万円をおしみ、盲腸炎の手術になり、200万円ぐらいの請求がくると、大慌てして「今から入れる旅行保険はないんですか?」と聞いてまわり、「大使館に相談しなきゃ」とか言っていた。

 まあ、有名人が親だったら200万円ぐらいどってことないだろうけれど、交通事故にまきこまれたら、それではすまない。

 だから、しつこいけど、また私は書いておかなくてはいけないと思う。
 海外旅行に行くとき、ましてや長期滞在するときは、必ず旅行保険にはいりましょう。
 携行品とか死亡保険とか、パッケージでいろいろつけると、保険金も高くなるけれど、ケガと病気にたいする医療費だけにしぼれば、それほど高額にはならない。
 掛け捨てだからもったいないけれど、保険がないと入院できない病院も少なくないので、注意しないとね。

 ほんの数年、若いタレントがニューヨークに住んだ体験記ならともかく、在米エッセイストを名のる人がこういうお手軽な内容のニューヨーク本を出すことに、疑問を感じている。「責任能力」の欠如と書いたら、言いすぎだろうか?

 たしかに楽しいことやほめることばかり書いていられたら、それはとても気楽なこと。でも、文章を書いて伝えることを生業とするのならば、それだけではだめなはずだ。

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寝不足(笑)

職業病といっていい、私の悲しい習性。

 その1。むちゃくちゃ早飯。気をつけているつもりなのだが、油断するともうだめ。あっという間にかっこんじゃう。
 これは22歳のときからキャンプ地や球場の記者席で、出前やプレス飯をささっと食べているせいだと思う。
 さらに輪をかけたのは、長女の出産とマイケル・ジョーダンのカムバックと野茂のドジャース・デビューが重なったこと。
 早飯どころか、何かしながら食べないと、落ち着かなくなってしまった。

 決してマネしないでください。

 その2。長い時間つづけて眠ることができない。
 これは職業にくわえて、長女の出産とジョーダン野茂が重なったこと。
 さらにさらに輪をかけたのは、スケートママ生活が加わったこと。

 長くても4-5時間で目がさめてしまう。その代わり数回に分けて眠る。

 昨日も朝4時半起きだったので、夕寝していたところ、2階の部屋からいきなり中庭健介選手の声が聞こえてきたから、ぱっちり目がさめてしまった。

 そういえば、ホワイトデーに何かもらったとか。子供スケーターは全員もらったらしい。でも、健ちゃんがうちにいるはずはない。おかしい・・・。似た声の人がテレビにでている?いや、あの声は間違いない。どうして、なぜ、いったい2階で何がおこっているのだろう?

 寝ぼけた頭で、はいはいしながら隣の部屋に行ったら、なんと中庭健介オフィシャル・ホームページ。動画で挨拶なんかしているんだもの。びっくりしたなぁ。

http://www.sports-senshu.jp/kensuke-nakaniwa/

 本人はブログは好きじゃないそうだが、この動画ってのはいいアイデアだわ。

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ひさしぶりのマイケル

マイケル・ジョーダンがバスケットボール殿堂に選ばれた。セレモニーは9月、スプリングフィールドで催される。
 
 ジョーダンはときどきメジャーリーグを観戦し、クラブハウスもふらっと訪れたりしている。わりとフツーのおじさんになっていて、気がつかない人も多い。高津臣吾投手も「誰かと思った」と驚いていた。(おいおい)

 シカゴの五輪招へいプロモーション・ビデオには登場。ジョーダンは次のようにコメントしている。

 The Olympic sprit ---it`s alive in Chicago. We're ready.

 ジョーダン本人は1984年のロサンゼルス五輪、92年のバルセロナ五輪で金メダルに大貢献した。

 長男のジェフリー・ジョーダン(1988年生まれ)はイリノイ大、二男のマーカスはホイットニー・ヤング高校(ミシェル・オバマ大統領夫人の出身校)で将来を嘱望されているから、シカゴ五輪にもしかすると出場する可能性あり!?
 
 政治活動は一切やらない人だけれど、五輪誘致活動ともなれば、話は別よねぇ。
 
 東京五輪実現の前に、たちはだかるマイケル・ジョーダン・・・。石原慎太郎に勝ち目はあるのか!?

 しつこいけど、シカゴ五輪は夏!
 スケート競技はありません。青森とほぼ同じ緯度らしいけど、山がないからスキー競技は無理です。

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え、もう4月なの!?

・あーらま!もう4月なのね。与田っちが「サンデースポーツ」の新キャスター?知らなかった。おめでとうございます!
 これは私がまだ短大生だったとき、星野仙一氏とひきあわせてくれた、思い出深い番組。初代キャスターはラグビーの松尾さんで決定していたのに、たしか写真週刊誌にスキャンダルをあばかれ、急転直下、星野さんが抜擢されたのであった。
 与田投手がデビューしたとき、私はアメリカに拠点を移していたのだけれど、オフにノーラン・ライアンに教えを請うことになり、テキサスで与田夫妻と出会った。
 初対面のとき与田くんは妻の弘子さんを「おい、あれ出せよ」とつづき、取り出したのは・・・なんと名刺!長く取材しているけど、現役の野球選手がきちんと名刺をだして挨拶するなんて、あとにも先にも与田剛だけであった。

・洗濯機がこわれたかと思ったが、こわれていなかったみたい。
「洗濯機って水がもると、あ、これはもうだめ!って思いがちだけど、案外と長持ちするものだよ」という友人のアドバイスは正しかった。
 冬物を片っ端から洗いまくる。4月に雪って勘弁してほしいわ。

・子宮がん検診の結果を電話できく。シロ!

・13歳のアスリートをインタビューするから、質問事項を書きだしてみる。
 どの選手でも下調べは欠かさない。といっても、質問事項まで書きだすことはあまりしないのだが。
 今までハンク・アーロンとか、高齢者は何度かインタビューしてきたが、10代前半は記憶にない。私史上最年少かも?

・開幕してしまうと、スポーツジムに通う時間はとれそうにないから、最初から3月までしか申し込んでいなかった。
 ヨガのレッスンはよかったな。
 肩こりと闘うため、自宅でも続行するつもり。
 ヨガ仲間からすすめられたDVDを購入してみた。

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年齢を重ねるほど美しくなる人の習慣

 海外を拠点にしていると、たまに見かける芸能人がすごく年とっていたり、若かったり、びっくりすることが多い。

 体操のおにいさんこと、佐藤弘道さんなんて、下の子が生まれた頃のビデオが残っているけれど、まったく今と変わっていない。驚異である。

 田村正和も全然かわっていない。

 近藤正臣はふけた。でも、渋くて、かっこいい。
 
 ニュースキャスターはなぜか男ばっかり年くった。久米宏とか、びっくり。小宮悦子とか、女はあまり変わらない。どうしてだろ!?

 このインタビュー集はよかった。女性誌の連載をまとめたものだが、女性誌を買って読む機会が少ないし、面倒だし、かさばるし、版が大きいから、この形のほうが助かる。篠田節子さんがでていて、うれしかった。小説は好きだけど、どういう人かよく知らなかったから。


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act against AIDS

前にも書いたけど、桑田(真澄ではない)のひとり紅白って、忙しいときバックミュージックに流しておけるし、思わず笑ってしまう構成になっているから、寂しいときやおちこんでいるときも、おすすめ。

 それにやっぱり歌がうまいわ。音域といい、音量といい、のびといい、どうやって喉を鍛えたんだろ。

 ひとり紅白といっても、「3年目の浮気」だけは原坊にサポートしてもらっていた。

 ピンクレディーの「渚のシンドバット」、沢田研二の「勝手にしやがれ」の次は「勝手にシンドバット」を聞きたかったけど。「キューティーハニー」になったから、がくっときた。でも、それもよし。

 ライナーノーツにはAIDSのことが詳しくのっていて、act againt AIDSの活動をしていて、このひとり紅白もその一つなんだとか。

 AIDSはマジック・ジョンソンとかいろいろあったから、それなりには勉強してきたが、最近は不治の病ではなくなってきている。その反面、日本人の感染は増えているそうだ。そういえば、梅毒患者も増えているというニュースを数か月前に主婦友と話題にしたっけ。

 AIDSの検査は1991年、グリーンカードを習得するとき最終の健康診断で受けた。陽性とでて、取得できなかった人もいるという記事が、当時でていた。

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朝日新聞社員が2ちゃんねる?

 日本ではアメリカの不況がずいぶんニュースで取り上げられているようだが、ともかく広い国だし、みんながみんなウォールストリートやサブプライムローンにかかわっているわけではない。
 シカゴはユナイテッド航空のお膝元だから、その関連企業が多く、9.11のテロで、ユナイテッドの飛行機がやられた直後の方が、今よりもリストラの嵐がふきあれたような気がする。
 アメリカ人の知り合いもそうだし、日本人も。旅行関係の仕事をしていた人は、しばらく仕事がゼロになってしまったもの。

 さて、シカゴ・トリビューンにつづいて、シカゴ・サンタイムスも倒産。フランス人は活字好きだからなのか、新聞業界に公的資金が注入されたそうだ。が、アメリカは車産業と銀行ぐらいでしょう。(アメリカ人は車とお金が好き?)
 
 でも、これって言いかえると、ビッグなビジネス・チャンスの到来だ。
 今まで絶対的な存在だった「新聞」の屋台骨がぐらついているのから、ここぞとばかり、アメリカは新しいスタイルのジャーナリズムビジネスが起業している。ビジネスチャンスがごろごろ転がっているのも現状だ。
 
 いつだったか、筑紫哲也さんが「TBSが死にました」と発言していたが、やや経費削減とはいえ、社員はみんな高給取りで、会社自体ぴんぴん元気だもの。WBCで高視聴率をたたき出したから、うはうはでしょう?米国内の視聴率は3パーセントいかなかったというのに。

 私は報道という仕事にたずさわっているかぎり、自分と家族が普通に暮らしていけるだけの報酬をそこからもらえば十分で、余分な貯えとかぎんぎらぎんの豪邸とかをもってはいけないような気がするのだ。そういう意識は昔からもっていて、親に「あんたって共産主義?」と言われたりしたけれど、そうではない。

 実際バブル期にお金が入ってきても、アメリカは医療費が信じられないほど高く、母を日本から呼び寄せて助けてもらったり、ベビーシッターやアシスタントを雇っていたから、採算はぎりぎりだった。でも、それで生活できる人もいたのだし、私も仕事することができたのだから、満足していた。
 亡くなった千葉敦子さんも貯金をもたない主義で、余分な収入を得たときはチャリティに寄付してしまっていたそうだ。
 不思議なもので、そういう気持ちでいると、経済的な悩みはほとんどなくなってしまった。
 私の悩みはいつもお金とは違うこと!(それはそれで深い悩みなんだけどね)

 日本のニュースキャスターたちはこぞって、超がつく高給取りなのだから、リストラされた人たちのドキュメンタリーを撮影するのもいいけど、もっと自らがチャリティ活動に投じることも考えてほしいものだ。
 アメリカのセレブたちは税金対策もかねて、寄付とか社会福祉活動にはとても熱心だ。

 鳥越さんで思い出したが、2006年に華々しくスタートした日本のオーマイニュース。ああいう感じで、おそらくアメリカの新しいスタイルのジャーナリズムも大変は失敗で終わると思う。スポットUSとか、グローバルスポットとか、プリンテッドブログとか。そのうちのいくつかは未来につながるはずだ。

 というのも、もともとアメリカでは全国誌がなく、USAトウディも創刊以来ずっと苦戦してきた。日本みたいに一家に一誌というほどは売れているわけではなく、満員電車で通勤する習慣もないから、スポーツ新聞だって創刊してもすぐ廃刊になってしまった。
 アメリカの新聞記者は何人も知っているけれど、エリート意識ぎんぎんなタイプは見たことがなく、高給とってぶいぶい言わせていたわけではない。
  
 つまり日本だけだったのですよ。新聞大国なんていわれ、新聞記者たちが勘違いしてしまったのは。エリート意識ぐらいならまだいいけど、あの「いじめ体質」だけはどうにかしたほうがいい。
 朝日新聞の校正部の人間が2ちゃんねるで、勤務時間中に差別的な書き込みをしていたというニュースにはあきれはてた。(ことの発端は自分は高級なところに住んでいるから、西武線沿線に住んでいる人間を見下すという、くだらなーい発言だったらしい。私の実家も西武線沿線なのだが・・・。)

 少し前に「詳しい人に聞いたら、2ちゃんねるへの書き込みはIPアドレスがわかる程度で、誰が書きこんだかどうかなんて絶対に特定できないそうだ」というメールをもらい、苦笑いしてしまった。「その詳しい人って誰?」と質問したら返事はこなかったけれど。

 大石静さんのエッセイでも、友人が警官と恋に落ち、破局して逃げ回ったとき、その類の権力がもつ個人情報の能力に驚かされたと書かれていたが、個人情報が守られているなんて信用するほど私は甘ちゃんではない。

 私の父はよせばいいのに、大新聞社への投稿マニアで、ある新聞社に投稿したところ、没になったらしく掲載されなかったので、ほぼ同じ内容の投稿を書きなおし(パソコンはできないから、手書きで)、別な新聞社に投稿したところ、なんと投稿欄の担当者から怒りの電話がかかってきたそうだ。
 つまりこうだ。
 電話の主の話だと、父が別な新聞社に同じ投稿をしていたことはバレていて、二重投稿は規約違反になる。これからはもう梅田なにがしという名前はブラックリストにのせたから、何を投稿しても絶対に掲載はしない、と。

 父はジャーナリストでもなんでもなく、経理畑のサラリーマンで定年退職した身だ。年齢も70をとうにこえ、もの忘れも激しい。二重投稿はたしかによくないことだが、犯罪行為でもなんでもない。電話までしなくっても、はがき一枚ではすまなかったのだろうか?

 何より恐ろしいと思ったのは、ライバル新聞社同士、投稿者の個人情報を勝手に交換しているという事実であった。

 ともかくあの「弱いものいじめ」に通じるエリート意識は、早急になんとかすべきだ。
 エリートというのは、もともとラテン語で「神に選ばれた者」で、地位や階級で使う言葉ではないそうだ。自分の利害得失と関係なく他人のために尽くせる人という意味なのだから、これはイヤミでもなんでもなく、朝日新聞は社員教育にチャリティ活動をもっと取り入れるぐらいのことをして、謝罪すべきでしょう。
 
 私の知るかぎり、現場の記者はみんな忙しく働いているのに、2ちゃんねるにふざけた書き込みをする時間があるほど、暇な部署があるなんて本当に驚いた。
 校正部なんて大事な仕事なのに。数の間違いや差別用語をチェックするのが仕事なのだから、いたずら心ではすまない愚のニュースであった。

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たわごと

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貧乏暇なし。

 長女がはるばる大臣のお膝元まで合宿に行ってしまったので、夕飯を作る人がいなくなり、ついついカップヌードルに手がでてしまう。あるいは冷凍のうどん。私は早起きが苦手なので、次女のお弁当も、いつも長女が自分のを作るついでに、作っていた。

 考えてみると、まだ今年も中学生なのだ。スランプは終わり、前みたいにスケートが楽しくなったそうだ。「まだトリプルサルコーがときどきポップする」と言っているが、それはスランプでもなんでもない、本来の実力というものだ。

「高校生になったら、マクドナルドでアルバイトしてもいい?」なんて言っているし。スペイン語圏の子が多いから、また言葉が混乱しそうだ。

 でも、やりたいことはなんでもやらせるつもり。
 
 私の父親は慎重派というか、保守派だったから、何かに打ち込もうとして、「わかった。がんばれ」なんて言われたことがなかった。相談しても反対ばかりだったから、私は何も相談しないようにしていた。

 2言めには家柄がどうこう・・・って出てくる。これは今でも父の口癖。祖父はどこかの会長だったかなんだか、紳士録に載っていたどうこう、という話になる。新幹線をおりて、タクシーに乗り、「梅田家に行ってくれ」というと、道順を言わなくてもついたとか。それって単に田舎なのではないだろうか?

 2つめの口癖は、「うちの長女は作家なんだぞ!(私のこと)」というもので、書いていても顔から火が出そうになる。
 昔、妹の結婚に反対しているとき、電話口でそう言って相手を怒鳴りつけていた。困るよねぇ。相手が「知りません(私のこと)」なんて言おうものなら、「無礼だ!」とかっか怒っているんだもん。

 最近になってちょっとわけがあり、うちの子にその話をして、「まあ、こういうこともあったけど、根は悪い人じゃないから、あなたも笑って聞き流してよ」と言ったところ、
「どうして、おじいちゃんは結婚に反対したの?」
「なんかねー、顔が織田裕二に似ていて、かっこいいじゃない。だから、”あいのこ”かもしれないって反対したの」
「あいのこって?」
「外人とのハーフって言う意味だよ」
「え!ハーフなの!?」
「いや、群馬の人だから、たぶん日本人だよ」
「でも、反対したの?」
「うん。先祖に外人がいるかもしれないって。」
「アメリカ人?」
「知らない。群馬で稼業は染物屋だというから、アメリカ人じゃないと思うよ」
「そめものってなーに?」
「クローズにカラーをつける仕事だよ」
「それならアメリカ人かもよ。スケートのコスチュームとかもやるかな?」
「国籍はどうでもよくて、おじいちゃんは自分の決めたこと以外は、なんでも反対するんだよ。2年ぐらいかかって結婚した」
「だって、私、アメリカ人だよ」
「ハーフじゃないでしょ。おじいちゃんが子供のとき、ニッポンはアメリカと戦争していたんだよ」
「ママが結婚するときは?」
「2週間ぐらい反対していたね」
「そのときはなんて言われたの?」
「パパのお父さんって会社の社長さんだったの。そういう人が私との結婚を認めるわけがないから、反対だって言われたの」
「パパのお父さんは反対したの?」
「反対しなかった。パパのお父さんはなんでも”そうか、よかったな、がんばれ”という人だったからね」
「ママはおじいちゃんをどうやって説得したの?」
「いや、説得してわかる人じゃないからね。その話をする半年ぐらい前にもう入籍してあったから、反対も何もなかったんだよ」
「あははは」
「でも、おじいちゃんは最初はなんでも反対するけど、いざはじまっちゃうと、わりと応援してくれるんだよ」
「ふーん」

 いちばん下の妹はスポーツウーマンで、高校のときバレーボールで推薦どうこうという話があった。私の実家は小平市との境界線にあり、日立の体育館もあったから、バレーボール熱はなかなかのものだった。が、父親はきっぱりと断ってしまった。
 短大でて、就職して、結婚して、子供も2人いて、順調といえば順調といえる人生なのかも。
 10年以上がすぎても、何かの拍子に「私は反対されて、バレーボールをつづけられなかった」と口にすることがあり、けっこう根が深いんだな、心に響いたことがある。
 もちろんバレーボールで高校に進学したからといって、オリンピックとか実業団にすすめたか、それは今となっては誰にもわからないこと。
 でも、その反面、あのとき好きな道を選んでいたら、何も悔いはなかったと思うのだ。別にバレーボールで成功しなくたって、命を失うわけでもなんでもなかった。

 アメリカ人のスケート友だちはここ1、2年でばたばたとやめている。勉強に専念というのが建前だが、別に受験地獄で塾通いしているわけではない。
 その証拠にスケートの練習に熱中しすぎて、希望の大学に入学できなかったなんて、私の身近では聞いたことがないのだ。日本はまた状況が違うんだろうけど。
 とはいえ、スポーツと勉学の両立は大変なこと。

 父のことを思い出して、ふと気がついたのだが、周囲から「やめろ」と言われても、つづけるぐらいじゃないと、「継続」ってのはむずかしいことなのだ。

 写真は関係ないけど、うちのスイッチ。古いぼろやだから、楽しく暮らせるよう、細部では工夫しているのです。

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