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野口英世といえば

  数字が苦手で、事務処理能力に欠ける私にとって、2月は何かと過酷な日々がつづきます。(大げさかな)

 心が弱ったときは、新しい本は読みません。疲れるから。移動が多いときは文庫です。よくなくすから。「シューレス・ジョー・ジャクソン」なんて何度もなくしているので、3回ぐらい買っている。

 「遠き落日」は傑作中の傑作だと思う。野口英世の評伝で、ともかくナポレオンのように寝ずに仕事をつづけるタフネスぶり。
 私はこれを読むと、いつも元ドジャースのアイク生原氏を思い出すのだ。
 「自分は人より英語を読むのが遅いから」と言って、朝6時か7時には出社して、ドジャースタジアムでシャワーを浴び、ひげをそっていたとか。ドジャースが遠征にでているときは5時ぐらいに帰宅できるが、ホームで試合のときは終了までオマリー会長をサポートしていた。

 オマリー会長はオーナーだからといって、でんと座っている人ではなく、毎日のように地元の有力者を試合にまねき、せっせと接待して広告やチケットの売上につながるように働いていた。

 明らかに今とは時代が違う。まだ差別意識がたくさん残っていたアメリカで、生きていくということは一種のギャンブルだった。
 生原さんだって最初は雑用からのスタートで、生活の保障も何もなかった。

 「遠き落日」を読んで、野口英世とはちゃめちゃぶりに驚いた人は多いと思う。でも、だからといって、野口英世を嫌いになった人も少ないのではないかな。私もその一人。せっかくアメリカ行きの旅費を融通してもらったのに、芸者遊びで使いはたしてしまうとは・・。

 アイクさんは敬虔なクリスチャンで家族思いだったから、野口英世と違って派手な女関係とか、なかったなぁ。日ごろのストレスをどこで発散していたのだろう。やっぱり野球への愛情が強かったから、野口英世のようにはならなかったのかもしれない。


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