« 命をくれたキス | トップページ | 座右の銘 »

アメリカで結婚・出産・子育ての安心ガイド

 いただきもの。私が出産したときもこの本があったら、助かったのに!
 出産だけではなく、入籍の仕方とか、グリーンカードの申請方法とか、学校制度とか、とても便利だ。決して都市伝説の羅列ではない。

 そうそう、結婚するのならラスベガスが手続きは簡単らしい。
 某旅行会社勤務のYさんも、アメリカ人のBと結婚するとき、シカゴからラスベガスに飛んだ。
 というのもBはオランダ人と結婚して、ドメスティック・バイオレンスで逃げられて、まだ1年かそこらしかたっていなかった。
 会社を経営していたときははぶりがよく、日本人女性になんて見むきもしなかったのに、破産するとすぐにYを口説きはじめ、電光石火で深い仲になってしまった。
 日本食レストランでもBはYのクレジットカードを使って散財していたので、そこでバイトしていた人たちはとても嫌な気分になったとか。(当然のことながら、Bはどこから見てもバリバリのアメリカ人。Yの名前はどう見ても日本人女性のものだから、セキュリティが厳しくなった今ではBはYのクレジットカードを使うことはできないはず。決してマネしないでください)。

 付きあって3日ぐらいで結婚を決めたと思う。破産したBは自分では電話もひけないし、アパートも借りることができなかったから、Yのところへ着のみ着のままで飛びこむ形だった。
 白人のプライドというかなんというか、「Yは若くもないし、きれいでもない。僕みたいな白人のハンサム(そうでもないと思うけど)と結婚できるのだから幸せはず」なんて明言するので、聞いていて、とても不愉快になった。

 Yにも「あんなのやめたら?」と言ったけど、「だってBったら私のためだったら、空の星を全部でも集めてみせるなんて言ってくれるのよ」。
 それは私もBから聞いた。
「空の星でもなんでも集めてみせるから、Yは僕に感謝するべきなんだ。いちばん僕にふさわしい妻はE(オランダ人の逃げた妻)なんだから、もしEが帰ってきたらYは身をひくべきなんだ」
 とまあ、白人のエリート意識のいやらしさをまざまざと見せつけられたから、距離をおくようになった。

 逃げられたEとの籍がそのままだったから、BとYはラスベガスに行って入籍したわけ。重婚は法律違反なので、決してマネしないでください。
 
 でも、数年は楽しく暮らしていたのかも。ある日、Yが帰宅したらBはテレビのリモコンを手にしたまま、居間で息をひきとっていたそうだ。
 原因は不明。コカインとかマリファナは普通にやっていたので、くれぐれもマネしないでください。
 
 話をこの本に戻すと、離婚はむちゃくちゃ手続きが大変。Go to Renoという言葉もあるぐらい、リノやラスベガスのあるネバダ州では離婚の種類も簡単に提出できるそうだ。ただ、この離婚は「簡易離婚」といって、結婚年数が5年未満、子供なし、夫婦の共有財産が2万5000ドル未満、負債4000ドルの夫婦だけに当てはまり、他は弁護士を雇わなければ離婚なんてできないそうだ。いったいどういう基準でこの数字は決まっているのだろう?

 それにしても、なんでいつもラスベガスなのだろう?
 あそこはドライブスルーとか、24時間営業の結婚式場がある。マイケル・ジョーダンもフランク・トーマスもあそこの教会で式をあげた。ずっと後に2人とも離婚したけど。

 それはさておき、はっきりいって、すごくいい本だ。
 当面いちばん役にたしそうなのは、市民権を習得した女性に細かくインタビュー。どれもこれも役立つ体験談ばかりだった。
 他にも土葬とか人工授精とか職探しとか、とりあえず今は役だちそうにないけれど、身近な話題が多かった。


« 命をくれたキス | トップページ | 座右の銘 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/534163/44270368

この記事へのトラックバック一覧です: アメリカで結婚・出産・子育ての安心ガイド:

« 命をくれたキス | トップページ | 座右の銘 »