« WBCが終わった | トップページ | 浮気→離婚 »

ICHIRO

音楽に興味ないのも寂しいかぎりだが、それ以上にまったく関心をもっていなかったのが野球。女の子なんだから、べつにいいけどさ。
 私がほぼ半生、否、それ以上の情熱と愛情を注ぎ込んできた分野なんだから、少しは興味もってほしいじゃない。
 
 でも、そんなことは杞憂であった。興味もつときは、勝手に興味もつのだ。

 まさに神様、仏様、イチロー様!

「ママ、イチローってカッコいいね。話したことある?」
「あるに決まっているじゃない。お仕事なんだから。とっても礼儀正しくて、目があうと、むこうから挨拶してくれるよ」

 アリゾナでマリナーズ春季キャンプを取材中、グラウンドにつれていったこともあるのに、まったく記憶にないみたい。平日は現地の保育園にいれて、休日は私も仕事を休み、ファンといっしょに観戦したりした。

 昨日のつづきなのだが、イチローとか一流のアスリートって、勝ちたい、とか、成功したい、とかいう”欲望”がかなり強い。間違った方向にその欲望をもっていくと、単なる「わがまま」「迷惑男」になってしまう。だから、誤解もされやすい。

 でも、イチローにしてもジョーダンにしても、決してそれだけではない。自分へ関わった人たちへの「感謝」の気持ちも、人一倍強いのだ。だから、生と負のバランスがとれているのかもしれない。
 恩師だけではなく、おいしい料理をつくってくれた人とか、裏方さんとか、とても大事にするもの。
 
言葉だけで「感謝しているよ!」という人は、そこら中に掃いて捨てたくなるほどいる。でも、すぐ言葉に出す人にかぎって、けっこう簡単に裏切るのよねぇ。複数の女と同時進行しようとするタイプの男ってたいていこれ。
 「感謝」の気持ちを10秒もつなんて、誰だってできる。でも、「感謝」の気持ちを継続するって、口にだすほど簡単なことではないのだ。

 イチローだって、ジョーダンだって神じゃない。人間だ。欠点だってある。でも、自分の才能を磨く才能と感謝の気持ちは、並はずれたものをもっているように思うのだ。

 さて、前にこの話を書いたら、「イチローとジョーダンで金儲けをしている」とすごくヒステリックに叩かれたのだが、まあ、あまり気にしていないので、また書く。

 私は一時期テレビのコーディネイターみたいな仕事もしていて、ジョーダンと野茂をあわせるとか、ジョーダンをイチローにあわせるとか、頼まれたりしていた。 それで野茂のファンからは、とても感謝されてしまった。
 野茂もすごく感謝してくれて、カプチーノをおごってくれた。(笑)
 イチローのファンからは怒りのメールがきた。
 でも、イチロー自身は感謝してくれているみたいで、もう何年もたっているのに、笑顔で挨拶してくれるのだ。

 同じような仕事をしているのに、あっちでは叱られたり、こっちでは感謝されたり、私もなかなか忙しいのよ。

 ただ言い訳になるけど、私はイチローとジョーダンの企画にかんしては、ただの1円ももらっていないのだ。
 むこうのディレクターは私をレストランで接待してくれて、「払いますから、よろしく」と勝手に言っていた。が、イチローの美容師とか日本から呼び寄せていたら予算オーバーしてしまい、「はらえなくなりました。すみません」と留守番電話に入っていて、それっきり。スポーツとか報道畑のディレクターではなく、バラエティ番組専門だったから、常識は通用しない。
 私も請求しないし、いちいち契約書をかわすわけではないから、そんなものなのです。


« WBCが終わった | トップページ | 浮気→離婚 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/534163/44464158

この記事へのトラックバック一覧です: ICHIRO:

« WBCが終わった | トップページ | 浮気→離婚 »